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投稿日:2025年9月4日

長野県の積雪対策|道路工事・外構工事で考慮すべき雪害対策

長野県は豪雪地帯として指定されており、道路工事や外構工事において積雪対策は不可欠です。特に佐久市をはじめとする東信地区では、毎年一定量の積雪があるため、工事の設計段階から雪害対策を考慮する必要があります。

長野県佐久市を拠点とする成康建設株式会社は、河川工事、道路工事、宅地造成工事、住宅基礎工事などの土木工事を専門とし、東信地区や北信地区で積雪地特有の気候条件に対応した工事を数多く手がけています。豪雪地帯における工事では、設計段階から雪害対策を組み込むことが安全で長持ちするインフラを構築する鍵となります。

 

長野県の積雪特性と気候条件


長野県は国土の約51%を占める豪雪地帯として指定されており、特に北信地区では毎年安定した積雪があります。佐久市周辺の東信地区も例外ではなく、冬季の工事には特別な配慮が必要です。

 

佐久市の積雪量と地域特性

佐久市の積雪量は標高によって大きく異なります。建築基準法に基づく垂直積雪量の基準では、佐久市の平地部では90cm程度ですが、標高の高い地域では150cm以上の積雪を想定する必要があります。この差は工事計画において重要な要素となります。

標高
垂直積雪量
工事への影響
500m未満
90cm~150cm
標準的な積雪対策で対応可能
500m~750m
150cm~200cm
基礎深度の増加が必要
750m以上
200cm以上
特別な耐雪構造が必要

「参照:長野県北信建設事務所」

 

気温変動による雪質の変化

長野県の冬季は、シベリア大陸からの冷たい季節風により、特に標高1,000m以上では-10℃~-14℃という北海道並みの寒さとなります。この気温変動により、雪質が大きく変化するため、工事計画では以下の点を考慮する必要があります。

気温による雪質変化の影響

パウダースノー(-10℃以下)
軽量だが風で飛散しやすく、吹き溜まりを形成する可能性があります。

湿雪(0℃前後)
水分を含み重量が増加するため、構造物により大きな荷重がかかります。

氷雨後の積雪
表面が氷結し、排水機能が著しく低下する場合があります。

 

道路工事における積雪対策

道路工事では、冬季の交通安全確保と構造物の長期耐久性を両立させる設計が求められます。国土交通省の豪雪地帯対策基本計画に基づいた技術基準を適用し、地域特性に応じた対策を実施することが重要です。

 

構造的な雪害対策

道路の構造設計では、積雪荷重と凍上対策が最も重要な要素となります。特に佐久市周辺では、昼夜の寒暖差が激しいため、凍結融解の繰り返しによる路面損傷を防ぐ設計が必要です。

舗装厚の決定においては、標準仕様に加えて凍結深度を考慮した路盤厚の増厚を行います。一般的に、東信地区では凍結深度が60cm~80cmとなるため、路盤底面がこの深度以下になるよう設計します。また、路肩部には雪堤の形成を考慮した幅員確保が重要です。

 

排水計画と凍結防止対策

道路の排水計画では、融雪水の適切な処理が極めて重要です。特に春先の急激な気温上昇により、大量の融雪水が短時間で発生する場合があるため、排水能力に余裕を持った設計が必要です。

側溝の設計では、凍結による機能停止を防ぐため、十分な断面と勾配を確保します。最小勾配は1/200以上とし、集水桝の間隔は標準より短く設定することで、局所的な滞水を防止します。また、側溝蓋には積雪荷重に対応した耐荷重性能を確保し、除雪作業時の衝撃にも耐えうる構造とします。

 

 

外構工事の積雪対策

住宅の外構工事においても、積雪地特有の配慮が必要です。駐車場やアプローチ、擁壁などの構造物は、積雪荷重と凍害に対する十分な耐力を持つ設計が求められます。

 

基礎工事の凍結深度対策

外構工事の基礎設計では、凍結深度以下への根入れが基本となります。佐久市の凍結深度は概ね80cm程度ですが、立地条件により変動するため、現地調査による詳細な検討が必要です。

擁壁基礎

根入れ深度:凍結深度+30cm以上

背面排水:凍上圧軽減のための水抜き孔設置

材料:耐凍害性コンクリート使用

門柱・フェンス基礎

根入れ深度:GL-90cm以上確保

基礎形状:凍上力分散のため底面拡大

周辺排水:基礎周りの暗渠排水設置

「参照:国土交通省豪雪地帯対策」

 

駐車場・アプローチの排水対策

駐車場の設計では、融雪水の適切な排水と凍結防止が重要な要素となります。水勾配は最低3%以上確保し、集水桝への確実な誘導を図ります。舗装材料は、凍害に強いコンクリートまたは透水性舗装を選択し、目地部の凍害対策も忘れてはいけません。

アプローチについては、歩行者の安全確保が最優先となります。滑り止め効果のある舗装材の使用と、融雪装置の設置検討が推奨されます。特に玄関周りでは、屋根からの落雪による危険を回避するため、十分な離隔距離を確保した設計が必要です。

排水設備
仕様
設置間隔
線状排水溝
内幅200mm以上、深さ150mm以上
駐車場周囲に連続設置
集水桝
φ300mm以上、深さ600mm以上
20m間隔以下
排水勾配
最小1/100(推奨1/50)

 

設計時の重要ポイント

積雪地における工事の成功は、設計段階での十分な検討にかかっています。材料選択から施工時期、維持管理方法まで、総合的な視点での計画立案が重要です。

 

材料選択と施工時期

積雪地で使用する材料は、凍害抵抗性と耐久性を重視して選定します。コンクリートはAE剤を使用した耐凍害性コンクリートを基本とし、鉄筋は十分なかぶり厚を確保します。舗装材についても、温度変化による伸縮に対応できる材料を選択することが重要です。

施工時期の選定は品質確保の観点から極めて重要です。コンクリート工事は気温が5℃以上の期間に実施し、凍結の恐れがある場合は防寒養生を徹底します。土工事については、凍上の影響を受けやすい粘性土の場合、凍結期前の完了が理想的です。

 

冬季の維持管理方法

完成後の維持管理体制も設計段階で検討する必要があります。排水設備の清掃方法、除雪作業での注意点、融雪剤使用時の材料への影響など、長期的な視点での管理計画を立案します。

維持管理のポイント

秋季点検
積雪前の排水設備清掃と機能確認を実施し、冬季に備えます。

除雪計画
構造物に損傷を与えない除雪方法を事前に計画し、作業者への周知を徹底します。

春季点検
融雪後の構造物点検により、冬季の損傷箇所を早期発見・補修します。

特に佐久市周辺の東信地区では、標高差による気候条件の違いが大きいため、現地の詳細な調査に基づいた対策が不可欠です。豪雪地帯における工事は、単に雪に耐える構造を作るだけでなく、雪と共存し、地域の生活を支えるインフラとしての機能を長期にわたって維持することが求められます。

 

雪害対策で安全なインフラ整備を実現

長野県の積雪地における道路工事・外構工事では、気候特性を十分に理解した設計と施工が安全で持続可能なインフラを実現する鍵となります。垂直積雪量の正確な把握、凍結深度を考慮した基礎設計、適切な排水計画の立案により、雪害に強い構造物を構築することができます。成康建設株式会社では、長年の経験と豪雪地帯での実績を活かし、お客様の安全と安心を最優先に考えた工事を提供いたします。

 

土木工事なら長野県佐久市の建設業者『成康建設株式会社』へ|求人
成康建設株式会社
〒385-0051  長野県佐久市中込1820-1
TEL:0267-77-7102 FAX:0267-77-7103

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